最初に
グリシンを積極的に取るために、甘エビやカニを積極的に食べるようにしています。甘エビについては以下記事で詳しく紹介しています。
グリシンが睡眠にとてもイイのはわかったけど、もう少し詳しく調べてみました。
グリシンについて
グリシンとは何か
グリシンは体内で生産できる非必須アミノ酸の1つです。甘みのあるアミノ酸で、魚類や貝類の旨味成分の1つです。湿疹や皮膚炎、口内炎の改善に用いられる医薬品の原料にも使われています。
グリシンが睡眠に効果があることは、味の素で行われた実験で偶然判明したようです。
グリシンはもともと、睡眠への効果はまったく考えられていませんでした。2002年に味の素で行われたアミノ酸の効果を確認する研究で偽薬としてグリシンが使われた時に、思いがけずに熟眠感が強まることが確認されました。これをうけて、グリシンの睡眠への効果が研究されるようになりました。
https://cocoromi-cl.jp/knowledge/other/supplement/glycine/
グリシンが睡眠に及ぼす効果は以下があります。
※1 抗酸化作用とは
活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える物質のことです。活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-009.html
グリシンの副作用
動物実験によると、過剰摂取すると呼吸筋のマヒが起こる可能性があるようです。また、以下の記事によると、グリシン自体は良いものだけど、使われ方に問題があると書かれています。グリシンが使われると塩分を感じにくくなり、結果的に塩分を過剰摂取してしまうようです。
グリシンはコンビニおにぎりによく用いられていますが、そこには大量の塩が用いられています。しかし、グリシンを用いると、塩分をほとんど感じさせないのです。日本人は塩分を取り過ぎていることが分かっています。少しでも塩分を減らしたいものですが、グリシンは知らないうちに塩分過剰摂取をもたらしてしまいます。
https://www.yotuba.gr.jp/amagasa/20200
また、以下サイトでは妊娠中や授乳育児中の女性については安全性の確認が出来ていないと書かれています。甘エビやカニなど、自然界に普通に存在するものなので、妊婦さんなどは過剰に摂取するのは控えた方がよさそうです。
比較的安全性が高いと言われているグリシンですが、過剰摂取すると胃腸の不調や呼吸筋の麻痺などの症状が起きる可能性があるとされているので注意が必要です。特に、妊娠中や授乳育児中の女性については、安全性の確認は未だされていないことから、控えた方が良いとされています。また、統合失調症の人で薬を内服している人は、その薬との相性が良くない可能性があることが指摘されているので、摂取しない方が良いでしょう。
https://taberugo.net/166
摂取量の目安
1日あたり3,000mgを目安に摂取が推奨されています。食品成分データベースによると、生の甘エビ100gに含まれるグリシンは2,600mgです。主に貝類やエビ、カニなどに多く含まれています。
サプリ
Amazonなどでも色々なサプリがあるようです。グリシン以外にも色々入っているサプリもあるので、自分に合ったものを探す必要があります。グリシンが睡眠に効果があることを発見した、味の素も【グリナ】というサプリを出しているようです。
まとめ
極端に過剰に摂取しなければ体に良いものです。これからもグリシンを意識して摂取していこうと思います。
- グリシンは不眠、睡眠に効果があるアミノ酸の1つ
- 睡眠の他、抗うつ効果や、エイジングケア、コレステロール値を下げる効果がある
- グリシンはホタテや甘エビ、カニなどの魚介類に多く含まれる
- 基本的には体に良いが、過剰な摂取は避けた方が良い。目安は1日3,000mg
- 妊婦さんはやや控えめに摂取した方が無難
2022/12/22追記。エビなどを冷凍するとグリシンは減少するのか調べました。
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