フッ素樹脂(テフロン加工)を使わないフライパン「グリーンシェフ」と「グリーンパン」の比較

最初に

僕は現在、料理には「グリーンシェフ」という、フッ素樹脂加工(テフロン加工)を使わず、有害物質が出ないというフライパンを使っています。その前は、同じくフッ素樹脂加工を使わない「グリーンパン」というフライパンを使っていました。
どちらのフライパンも、2005年にベルギーで設立された「クックウェアカンパニー」という調理器具メーカーのフライパンブランドです。

似たような製品ですが、少し値段が違うんですよね。両方を使ってみた感想を書いていきたいと思います。

結論

僕はグリーンシェフが良いと思っています。理由は以下です。

  1. グリーンシェフの方が安い
  2. 性能はグリーンパンと(ほぼ)同じという情報がある
  3. 使い勝手は変わらないが、今のところグリーンシェフの方が加工が長持ちしている

グリーンパン、グリーンシェフの特徴

以下サイトがとても参考になります。

詳細は後述しますが、大きな特徴は有害物質を一切使ってないということです。テフロン加工のフライパンは加熱しすぎると有害物質を出すとのことです。うっかり空焚きしてしまったときも安心です。
関係ありませんが、僕はヤカンにお湯を沸かしていてそのまま忘れて、空焚きになって火災警報器鳴ったことがあります・・。すっごいヒヤヒヤしました。

セラミック・ノンスティックコーティング「Thermolon™(サーモロン)」

サーモロンはグリーンパンが特許を取得しているセラミックコーティングです。フッ素樹脂(PTFE)を使用せず、有機フッ素化合物であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOA)、ペルフルオロオクタン酸(PFAS)、鉛・カドミウムなど人体や環境に及ぼす化学物質は一切使用していません。

フッ素樹脂は400℃を超えると熱分解が起こり、人体にとって有害なガスが発生する可能性があるとのことで、小鳥を飼っていたり、小さな子どもがいる家庭で注意が必要とのことでした。

その点、サーモロンは有害な化学物質を一切使っていないため安心です。

口コミの評価

Amazonなどの口コミをそのまま載せるのは違反らしいので、抜粋すると以下な感じでした。

グリーンパン

2023/09/16時点、Amazonの口コミ平均は☆4.2です。
左側は良い口コミ、右側は悪い口コミです。
全体的に見ると、フライパンが焦げ付くという人と、焦げ付かないという人がいますね。

ユーザ
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とくかく軽くて良い。テフロン加工並に焦げ付かない!

ユーザ
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「テフロン加工」「フッ素加工」みたいなことではなく、選択肢としてこういう商品があるのは良い。

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焦げ付かないので洗うのが楽です

ユーザ
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説明書どおりに使っているのにすぐに焦げ付く。麺類は特に焦げ付く

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5日ですぐに焦げ付くようになった

アメリカユーザ
アメリカユーザ

(英語で)

商品が到着して開けると、鍋を触った際に黒い粉が付いた。グリーンパンに電話すると、洗えばなくなるのであれば正常とのこと。でも4回洗っても黒い粉が付くので不安で使えない。

僕はグリーンパンのフライパンは6ヶ月ほど使ったのですが、3ヶ月くらいで焦げ付くようになりました。原因はよわかりません。でも、今思うとオリーブオイルがよくなかったのかなぁ・・とは思います。油については後述します。

グリーンシェフ

2023/09/16時点、Amazonの口コミ平均は☆4.0です。
左側は良い口コミ、右側は悪い口コミです。
全体的に、グリーンパンと似た感じです。

ユーザ
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グリーンパンより安くてイイ

ユーザ
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テフロンを使っていないので安心♪

ユーザ
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洗いやすいし、焦げ付かない

ユーザ
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一ヶ月経たずに焦げ付くようになった

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ちょっと熱伝導率が悪いかも?

ユーザ
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まだ買って3ヶ月。たくさん油入れても肉がひっついて料理出来ない。

ちなみに僕は今半年と少し、毎日使い続けていますが、全然焦げ付かないです。そして、熱伝導率はむしろ僕はかなりいいと思っている方です。もしかして個体差があるんでしょうか。もしそうなら、僕はたまたま運が良い感じなのですが。

グリーンパン、グリーンシェフのフライパンを使う際の注意点

少量の油を使い、強火にしないこと

グリーンパンの公式ホームページに、以下記載があります。グリーンパンやグリーンシェフに限らないのですが、少量の油を使うことと、強火にしないこと、使った後に放置しないことが大事です。

Q.フライパンに食材がこびりつく原因で多い事はなんでしょう?

予熱の際の火加減と時間」「調理中の火加減」「油の使い方」「洗い方」の4つが原因となる場合がほとんどです。

■予熱と時間
予熱が不十分である場合が多いです。予熱とは予めフライパンだけを充分に温めておく事です。この時油も入れないで行ってください。火加減は中火です。弱火では弱すぎます。フライパンの直径にもよりますが時間にしておおよそ30秒から1分前後が目安です。手をかざして温かみを感じたら油をいれ間髪いれず素材を投入。ジューっという音がする程度が入れ頃です。その後は、直ぐに焦げ目がつきますので弱火にして下さい。素材により、または希望の仕上がりによりとろ火、場合によっては火を止めて仕上げる“あまり熱調理”も可能です。

■調理中の火加減
セラミック・ノンスティック・コーティングは従来の(たとえばフッ素樹脂加工の)ノンスティック・コーティングよりかなり熱伝導が良いため、火加減が強すぎると油や食材が焦げてフライパンにこびりついてしまいます。
また、早く熱を上げようと強火にした結果、油が焦げつきやこびりつきの原因を作ってしまうのです。特にガスコンロを使用している場合、火加減が強くなり過ぎることが多く、過熱(オーバーヒート)してしまうことがよくあります。

■油の種類/油を引かない
必ず少量の油かバターを引いてください。油なしで調理できるということがさも良い事のように宣伝されていますが、少量であれば油は敵対視すべきものではありません。
「炒める」「焼く」とは本来油を使って調理することです)タニタさんが推奨する小さじ1/5程度でよいので少量の油を使ってください。

■正しい洗い方
洗剤を使わず水だけで洗ったり、ペーパータオルで拭いたりするだけでは十分にきれいになりません。目に見えない油膜が落としきれないため、次に使うときに残ってしまった油が焦げついてしまいます。たしかに見た目はきれいになりますが目に見えない油膜は水だけでは落ちません。必ず台所用中性洗剤を使って洗い、その後よくすすいでください。

https://greenpan.store/pages/faq

使用する油

個人的に、これがすごく大事だと思います。グリーンパン公式に以下記述があります。

Q.どの調理油が使えますか?

熱に強い油かバターをお使いください。スモークポイント(発煙点)が低い油は焦げ付きが早いため、火加減はより低温や調理時間はより短時間で終わらせるよう心掛けてください。これは切電にもつながります。また調理を早く終わらせる事ができるという利点でもあります。調理完成時間を経過した場合には食材や油は炭素化し(いわゆる焦げ)てしまいます。

https://greenpan.store/pages/faq

僕は調理油にエキストラバージンオリーブオイルを使っていました。発煙点を調べると、エキストラバージンオリーブオイルってすごく低いのです。
とはいえ、妻の体調を考えてサラダ油を使うわけにはいかず、今はエキストラバージンオリーブオイルとココナッツオイルを使って、加熱しすぎないよう注意しています。
揚げ物をしたい場合は、少量の米油を使って焼くようにして作っています。

油の発煙点
  1. オリーブオイル:200℃
  2. エキストラバージンオリーブオイル:160℃
  3. サラダ油:230℃~245℃
  4. ココナッツオイル:177℃
  5. アボカドオイル:271℃
  6. 胡麻油(未精製):180℃
  7. 米油:210℃

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