最初に
世の中にはラドン温泉とかラジウム温泉、もしくは放射能泉という温泉がありますよね。放射能泉とは、一定以上のラドンを含む温泉のことで、読んで字のごとく、放射能を含む温泉のことです。
放射能ってそんな温泉大丈夫なの!?と思いますが、結論は大丈夫だそうです。
「ホルミシス効果」という言葉あります。ホルミシス効果とは、大量では有害だけど、小量だと人体に生理的な刺激を与えて活発化させる現象のことです。
要は、このホルミシス効果で放射能泉も身体に良いということです。
さて、放射能泉ってそんなに何処にでもある温泉ではありません。なので、ラドン発生器なるものを売っているメーカーがあります。これ、本当に大丈夫なの?と僕の独断と偏見で考えてみました。
ラドン発生器が発生するラドンの量
株式会社デバイスという会社が発売しているラドン発生器を見てみます。
発生量は、5,752Bq/m3前後とのこと。bq(ベクレル)をμSv(マイクロシーベルト)へ変換するには、
1bq = 0.019μSv
とのことです。ということは、5,752bqは、109.288μSvです。mSv(ミリシーベルト)に直すと、0.109228mSvです。単位時間が書いていないのでわからないのですが、仮に1時間あたりで考えてみます。
人体に有害かどうか考える
大分県のHPによると、国際的には一般人が浴びて良い放射能は、1年間で100mSvとのこと。
ラドン発生器が出す放射能は0.109228mSv / h (1時間あたりで仮定)。
1日8時間近くに置いたとすると、0.109228×8 = 0.874304 mSv。
1ヶ月(30日で計算)で、0.874304×30 = 26.22912mSv。
1年間で、26.22912×12 = 314.74944mSv。
となります。許容されている100mSvを大きく超えますね。そしてこれ以外にも自然界から浴びる放射能が一定以上あることを考えると、ちょっと放射能浴びすぎなのでは・・。と思います。
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