エプソムソルトの成分を調べて他の入浴剤との違いを確認する

毎日お風呂にエプソムソルトを入れています。体が温まる効果を実感していますが、エプソムソルトの成分と効果を詳しく調べてみます。不眠解消のために毎日お風呂に入れているものの記事は以下に纏めています。お風呂にどれだけ入れれば良いか、実際に使ってみた体感などを載せています。

エプソムソルトとは

エプソムソルトにも種類がありますが、本記事では特に我が家で定期的に購入している以下を対象にします。

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エプソムソルトとは「お風呂に入れる硫酸マグネシウム」です。「ソルト」とついているのに塩ではありませんが、海水から抽出しており、海水が由来のミネラルの塊です。硫酸マグネシウムは一般的な入浴剤に含まれている有効成分の1つです。他の有効成分としては炭酸水素ナトリウムが使われることが多いようです。

市販されている多くの入浴剤の有効成分は硫酸マグネシウムと炭酸水素ナトリウムである。硫酸マグネシウムには体を温める温浴効果があるので、用のものに特に多く配合されている。豆腐の凝固剤として使われているにがりにも少量含まれている。天日干しで製造されるにも含まれており、精製塩にはない独特の風味を醸す一要素となっている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%85%B8%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0

炭酸水素ナトリウムは、重曹です。重曹は掃除に使ったり料理に使ったり、万能ですね😀
日本でも古くから、海に入ると健康的なのは知られています。海には体に良い成分が色々含まれています。海水の成分のうち、6.1%が硫酸マグネシウムのようです。

エプソムソルトの成分は、海水から取れる「硫酸マグネシウム」です。

海水は、水 96.6%塩分 3.4%

この3.4%の成分は、
塩化ナトリウム 77.9%
塩化マグネシウム 9.6%
硫酸マグネシウム 6.1%
硫酸カルシウム 4%
塩化カリウム 2.1%
その他

3番目の成分「硫酸マグネシウム」6.1%がエプソムソルトです。
塩分は入っておりません。

https://epsomsalt.jp/%E3%82%A8%E3%83%97%E3%82%BD%E3%83%A0%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E6%88%90%E5%88%86%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%EF%BC%9F/

エプソムソルトの歴史

エプソムソルトは、ヨーロッパではずっと昔から使われてきた入浴剤です。

名前の由来は、15世紀~16世紀にイングランドの『エプソム』という場所で発見されたことから。
海水にも含まれているミネラル分を多く含んだ、硫酸塩とマグネシウムの化合物が結晶化した物を『エプソムソルト』と呼びます。
欧米では、古くから多くの家庭や海外セレブの方々に好んで使われてきた入浴料です。

https://gemid-shop.jp/?tid=11&mode=f7

入浴剤の有効成分について

硫酸マグネシウムと炭酸水素ナトリウム以外にも、入浴剤で使われる成分があります。以下のサイトがとても参考になります。

入浴剤の効果とメカニズム|日本浴用剤工業会 - Japan Bath additive Industry Association -
日本浴用剤工業会は浴用剤の製造業者、製造販売業者、販売業者及び浴用剤の製造に関連する業者が加盟する業界団体です。浴用剤・入浴剤について、正しい使用法や、効能・効果、安全性を啓蒙しています。

上記サイトによると、入浴剤は6種類に分かれます。この分類でいくと、エプソムソルトは無機塩類系入浴剤ですね。

  1. 無機塩類系入浴剤
    • 塩類が含まれていて、所謂、体が温まる入浴剤です
      主な成分
      硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、等
  2. 炭酸ガス系入浴剤
    • 炭酸ガスを使い、新陳代謝を促進させる入浴剤です
      主な成分
      炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等とコハク酸、フマル酸、リンゴ酸等
  3. 薬用植物系入浴剤
    • 生薬に含まれている成分を使い、独特の匂いがする入浴剤です
      主な成分
      センキュウ、トウキ、ボウフウ、チンピ、カミツレ、ハッカ葉等の生薬など
  4. 酵素系入浴剤
    • 酵素を使い皮膚に無理な刺激を与えない入浴剤です
      主な成分
      蛋白質分解酵素、パパイン、パンクレアチン等の酵素を配合したもの
  5. 清涼系入浴剤
    • メントールを使い、すっとする入浴剤です
      主な成分
      l-メントール、炭酸水素ナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム等
  6. スキンケア系入浴剤
    • 保湿成分を使い、スキンケアを行う入浴剤
      主な成分
      セラミド、米胚芽油、エステル油、スクワラン、ホホバ油、ミネラルオイル、植物エキス、米発酵エキス等

市販の一般的な入浴剤の成分を見てみる

先に調べた結果を言うと、全体的に無機塩類系入浴剤と、炭酸ガス系入浴剤のハイブリッドが多いようですね。塩類系入浴剤で体に膜を作って温めて、炭酸ガスで新陳代謝を促進させるという流れでしょうか。

バブ

まずは花王のバブを見てみます。特に体を温めることに特価してそうな製品「バブ メディキュア 温もりナイト」です。

https://amzn.to/3uH7pJg

成分を見てみると、以下のようになっています。※がついているものが有効成分なので、

  • 炭酸水素ナトリウム(重曹)
  • 炭酸ナトリウム
  • 硫酸ナトリウム

が有効成分ですね。無機塩類系入浴剤と、炭酸ガス系入浴剤のハイブリッドでしょうか。それぞれの成分が1個の中にどれだけ含まれているのかは情報が見つかりませんでした。

成分:炭酸水素ナトリウム*、炭酸ナトリウム*、硫酸ナトリウム(無水)*、フマル酸、PEG6000、還元水アメ末、ミリスチン酸イソプロピル、テトラオレイン酸POEソルビット、人参エキス、トレハロース、酸化マグネシウム、デキストリン、ブドウ糖、グリシン、ミリスチン酸オクチルドデシル、POEステアリルエーテル、POE水添ヒマシ油、POEトリデシルエーテル酢酸Na、POE(23)ラウリルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、オレイン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、水酸化ナトリウム、酸化Ti、ベントナイト、ポリアクリル酸Na、ポリアクリル酸、PVP、香料、青1、黄4、赤102、赤106、赤227 *は「有効成分」無表示は「その他の成分」

https://www.kao.com/jp/products/bub/4901301348715/

きき湯 ファインヒート

次は、きき湯ファインヒートを見てみます。リセットナイトという睡眠に特価してそうな製品を見てみます。

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成分を見てみると、以下のようになっています。

  • 炭酸水素ナトリウム(重曹)
  • 炭酸ナトリウム
  • 塩化ナトリウム

これも無機塩類系入浴剤と、炭酸ガス系入浴剤のハイブリッドでしょうか。

<有効成分>ショウキョウ末、炭酸水素Na、炭酸Na、塩化Na <その他の成分>コハク酸、DL-リンゴ酸、フマル酸、パルミチン酸イソプロピル、L-グルタミン酸ナトリウム、POE(カプリル・カプリン酸)グリセリル、PEG(120)、酸化Mg、無水ケイ酸、BHT、香料、黄4、青1

https://amzn.to/3hgxzzz

余談ですが、きき湯は公式サイトに成分表の表記が見つかりませんでした。Amazonには載っていたので、どこかに載っていると思うのですが・・。

クナイプ バスソルト

次は、クナイプバスソルトを見てみます。冬用で特に評判がいいのは、オレンジ・リンデンバウム<菩提樹>の香りのようです。公式でも「特に暖まりたい方」向けと書いてあります。

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成分を見てみると、以下のようになっています。

塩化Na、香料、炭酸Na、ビターオレンジ油、ビターオレンジ葉/枝油、オレンジ果皮油、フユボダイジュ花エキス、コウスイガヤ油、ラバンデュラハイブリダ油、レモン果実エキス、カンフル、オレオイルメチルタウリンNa、ポリソルベート20、黄203、黄5、水、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル

https://www.kneipp.jp/bathsalt/orange-lindenbaum.html

日本の名湯

次は日本の名湯を見てみます。風呂釜を傷める系の入浴剤ですね。日本の名湯の中でも、「しっかり暖まる」と書いてあった熱海を見てみます。

Amazon.co.jp

成分は以下のようです。

有効成分 塩化Na、乾燥硫酸ナトリウム、沈降炭酸Ca、炭酸水素Na、塩化K
その他成分 L-グルタミン酸ナトリウム、無水ケイ酸、香料、黄5、赤102、赤227、粘度調整剤

https://discoverjapan-web.com/article/43677

こちらも無機塩類系入浴剤と、炭酸ガス系入浴剤のハイブリッドのように見えますね。

エプソムソルトの主成分、硫酸マグネシウムの効果を調べる

エプソムソルトの成分は硫酸マグネシウムです。一般的な入浴剤のように余分な成分が含まれていません。硫酸マグネシウムの効果を調べていきます。

温熱効果

マグネシウムには皮膚表面の角質であるセラミドの補修効果があります。お風呂に入れることで、お風呂上がりの皮膚にバリアを張ってくれて熱の放出を防ぎ、体を温めてくれます

マグネシウムの補給

エプソムソルト入浴で、皮膚からもマグネシウムを補給できることがわかっています。マグネシウムは人間が生きていく上で必要不可欠な成分なのですが、日常生活は不足しがちです。マグネシウムを適切に補給することで、自律神経も整います。

エプソムソルト入浴でマグネシウムは皮膚から吸収できる。バーミンガム大学のレポート。 - プロが教える「使える!」「役立つ!」エプソムソルト 情報サイト
エプソムソルト入浴でマグネシウムが皮膚から吸収される。研究レポート

他にも色々良いことが!

  • 発汗効果でデトックス効果、美肌効果が期待できる
  • 体が温まることで疲労が回復してリラックス、ストレス解消
  • 水道水の塩素を中和してくれるのでお風呂が柔らかくなる
  • 筋肉がほぐれ、肩こりや腰痛解消になる

まとめ

エプソムソルトを入浴剤としてお風呂に入れることは、メリットばかりのようです。

  • 一般的な入浴剤は硫酸マグネシウムや炭酸水素ナトリウムが主成分
  • エプソムソルトの主成分は硫酸マグネシウム
  • 海水の成分のうち硫酸マグネシウムは6.1%。これを結晶化したものがエプソムソルト
  • 硫酸マグネシウムの効果で、体が温まったり、自律神経が整ったりする
  • 冷え性の人にお勧め

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