カマンベールチーズに含まれる成分「オレイン酸アミド」が睡眠の質を改善するという記事

気になる記事がありました。カマンベールチーズに含まれる成分である、「オレイン酸アミド」を継続的に摂取すると睡眠の質が向上するとのこと。

オレイン酸アミド(60 µg※1)を含む試験食品を12週間継続的に摂取し、認知機能低下の自覚のある中高年の認知機能や睡眠に与える効果を調べました。
①オレイン酸アミドを含む試験食品の摂取後では、摂取前に比べて認知機能と関連する血中成分であるBDNF※2の量が維持される傾向が見られました。
②オレイン酸アミドを含む試験食品の摂取は、対照食品の摂取と比較して認知機能、特に短期記憶やワーキングメモリー※3の維持に有意な効果を示しました。
③オレイン酸アミドを含む試験食品の摂取後では、摂取前に比べて睡眠状態の総合スコア、睡眠の質、入眠時間※4が有意に改善しました。

https://www.agara.co.jp/article/385435

発表しているのは株式会社明治で、あの明治ですね。また、中高年の認知機能の維持にも役立つとのこと。オレイン酸アミド(60 µg)というのは、一般的なカマンベールチーズのホールタイプ1個に含まれる量相当とのことです。うーん、なるほど。
このオレイン酸アミドについてもう少し調べてみると、2020年の記事ですがこんなのも。

鈴木氏は同時期、東京大学大学院が、キリン、小岩井乳業と共同で行なった基礎研究によって、カマンベールチーズにアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβの沈着を抑える「オレイン酸アミド」と「デヒドロエルゴステロール」が含まれることを発見したことに着目。

https://www.sogo-unicom.co.jp/senior/mag/202010/01.html

なるほど、中高年の認知機能の維持について上記で説明がつきますね。睡眠についてはどうなんだろう・・。オレイン酸アミドはどうやら「オレアミド」とも言うみたいで、このキーワードで調べてみると、長野県の会社が睡眠促進用の果実として「大棗(タイソウ)」というものを販売しているようでした。

「大棗」に含有されるオレイン酸のアミド化合物・オレアミドは、脳の髄液に蓄積することで睡眠を誘導すると伝えられており、気分障害や睡眠障害、うつの治療候補薬としても研究が進められている。またメラトニンの先駆体物質の含有が確認されており、更に「薬用植物辞典」(㈱エヌ・ティー・エス発行)には、子供の夜泣き防止効果等についても記載。加えて、栄養成分としてエネルギー代謝に関わる“ビタミンB5”ともいわれるパントテン酸を含有し、神経伝達に必要となる神経細胞及び副腎皮質ホルモンの合成を促進することで、抗ストレス効果も期待できると記述されている。

https://www.kenko-media.com/dietandbeauty/archives/6108

なるほど、脳の髄液に蓄積することで睡眠を誘導すると・・。うーん、ざっくりした感じですね。でも睡眠障害や、うつの治療候補薬として研究が進められているとのことなので、これからに期待の成分なのでしょうか。

ただ、カマンベールチーズにはこのオレイン酸アミドが含まれているとのことで、睡眠改善を目的に積極的に食べることには意義がありそうですね。

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