Jabra Elite 7 Activeを購入して4ヶ月程経ちました。やや高価なイヤホンなので、本当に購入すべきかずっと悩みぬいて、清水の舞台から飛び降りるつもりでAmazonで購入しました。
結果、非常に満足していて、ほぼ毎日使用しています。私が使用しているシーンで、良いところ、ちょっと残念なところをレビューします。↓この製品です。
最初に
利用シーン
日々、妻を支える活動の中でイヤホンを使うシーンはだいたいこんな感じです。主に使用するスマホはドコモ版のXperia5IIIです。特に記載がなければ、Xperia5IIIとペアリングした状態での使用感を書いています。
- 買い物
- 料理中
- 屋外での通話
- ランニング
- ウォーキング
- 通勤
- 妻の寝かしつけ
他製品との比較
Elite 7 Active を購入する前はAnker Soundcore Life P2を使用していました。Amazonで¥3,800でした。Elite 7 ActiveはAmazonで¥15,273で購入しています。約4倍の値段ですね!他にもJabra製品やSony製品とも比較して検討していました。
機能/製品名 | Jabra Elite 7 Active (購入!) | Sony WF-1000XM4 | Jabra 85t | Jabra Elite 7 Pro | Jabra Elite 4 Active | Huawei Redmi Buds 3 Pro | Anker Soundcore Life P2 (購入前に使用) |
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個人的評価 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | △ |
発売日 | 2021年11月11日 | 2021年6月25日 | 2020年11月12日 | 2021年10月14日 | 2022年1月13日 | 2021年10月29日 | 2019年11月6日 |
価格 (公式) | ¥23,980 | ¥33,000 | ¥29,480 | ¥27,280 | ¥14,850 | ¥6,990 | ¥4,999 |
マルチポイント 対応(※1) | ○ (2台まで) | ○ (2台まで) | ○ (2台まで) | ○ (2台まで) | - | ○ (2台まで) | - |
片耳使用可能 | ○ (両耳) | ○ (両耳) | △ (右耳のみ) | ○ (両耳) | ○ (両耳) | ○ (両耳) | - |
外音取り込み | ○ (調整可能) | ○ (調整可能) | ○ (調整可能) | ○ (調整可能) | ○ | ○ | - |
ノイズキャンセ リング(※2) | ○ ANC(調整可能) | ○ ANC(調整可能) | ○ ANC(調整可能) | ○ ANC(調整可能) | ○ ANC(調整不可) | ○ ANC(調整不可) | × ※マイクのみ (cVc8.0ノイズ キャンセリング) |
防水 | ○ (IP57) | ○ (IPX4) | ○ (IPX4) | ○ (IP57) | ○ (IP57) | ○ (IPX4) | ○ (IPX7) |
使用可能時間 | 8時間 (ケース併用で30時間) | 8時間 (ケース併用で24時間) | 7時間 (ケース併用で31時間) | 8時間 (ケース併用で30時間) | 7時間 (ケース併用で28時間) | 6時間 (ケース併用で28時間) | 7時間 (ケース併用で40時間) |
商品ページ | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら |
音声アシスタント | ○ (Google/Alexa) | ○ (Google) | ○ (Google/Alexa) | ○ (Google/Alexa) | ○ (Google/Alexa) | - ※非公式アプリ にて可能との情報 | - |
コーデック(※3) | SBC / AAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC | SBC / AAC | Apt-X / SBC | SBC / AAC | SBC / AAC / aptX |
ワイヤレス充電 | ○ (Qi充電対応) | ○ (Qi充電対応) | ○ (Qi充電対応) | ○ (Qi充電対応) | - | ○ (Qi充電対応) | - |
急速充電 | ○ (5分の充電で 1時間使用可能) | ○ (5分の充電で 1時間使用可能) | ○ (15分の充電で 1時間使用可能) | ○ (5分の充電で 1時間使用可能) | ○ (10分の充電で 1時間使用可能) | ○ (10分の充電で 3時間使用可能) | ○ (10分の充電で 1時間使用可能) |
充電方法 | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C | USB Type-C |
ペアリング可能数 | 8台 | 8台 | 8台 | 8台 | 6台 | 1台 (※マルチポイントは2台 なのでややこしい) | 1台 |
Bluetooth Ver | 5.2 | 5.2 | 5.1 | 5.2 | 5.2 | 5.2 | 5.0 |
専用アプリ | ○ (ANCの調整や ボタンの機能変更等) | ○ (Sony | Headphones Connect) | ○ (ANCの調整や ボタンの機能変更等) | ○ (ANCの調整や ボタンの機能変更等) | ○ (音質の調整等) | - (非公式は有り) | - |
最終的に候補はJabra Elite 7 Activeか、Jabra Elite 7 Proだったのですが、ランニングでも使用することを考え、前者にしました。後者は、マイクがより良い性能となっているのに惹かれていました。ですが、Jabra Elite 7 Activeでも十分なマイク性能でした(後述)。
良いところ
通話品質が良い
さすがはJabra社製品。以前に使っていたイヤホンとは比べものにならないくらい通話品質が良くなりました。屋外で通話する際にこちらの声がとても相手に伝わりやすくなりました。梅干しの作り方など、昔ながらのレシピを買い物しながら親に聞くことが多いです。ただし、完全独立ワイヤレスイヤホンを装着して屋外で大声で話していると、独り言がうるさい変な人と思われる可能性があるので注意しましょう。
買い物中に通話しているとガヤガヤしていることが多く、こちらの声が相手に聞こえないことが多く、普通に通話は出来ませんでした。周囲の音を全て拾うので、うるさくてこちらの声が聞こえないようです。静かな場所であれば問題なかったのですが・・
声が聞こえない、聞こえづらい…etc
ガヤガヤしている場所でもこちらの声が非常に伝わりやすくなり、普通に通話ができるようになりました。ガヤガヤしていても、こちらの声だけ拾って周りの音はあまり拾っていないようです。
普通に通話できる♪
マルチポイントに対応
Elite 7 activeは『マルチポイント』に2台まで対応しています。ややこしいですが、『マルチペアリング』とは別の機能です。
マルチポイントとは、複数のBluetooth機器を同時に接続し、音が出ている方の機器の音がイヤホンから聞こえます。ペアリングを切り替える必要はありません。Elite 7 activeは2台まで対応しています。
マルチペアリングとは、複数のBluetooth機器とペアリング情報を保存(登録)しておけることです。同時に接続できるのは1台です。別の機器に繋ぐ場合はペアリングする機器を切り替える必要があります。
余談ですが、ロジクール製のマウス、m720rは非常に便利です。仕事用PC、個人デスクトップPC、個人ノートPCなど複数の機器とペアリングしておき、ボタン1つで切り替えができます。マウスを1つに纏めたい人にお勧めです。Amazon.co.jp
片耳だけで使える(両耳対応)
Jabra Elite 7 Activeは片耳モードに対応しています。左耳でも右耳でもOKです。希にJabra 85tのように、片耳にしか対応していない場合があるので注意です。基本的に家事をしながら使用するので、妻の声が聞こえるように妻のいるであろう方角の耳はあけています。
運動中に使える
防水性能はIP57です。もしランニング中にかなりの雨が降ってきたとしても大丈夫でしょう。実際にランニング中に使ったところ、耳に完全にフィットしていて、落ちそうな雰囲気は全くありませんでした。外音取り込み機能もあるので、周りの音もちゃんと聞こえて安心です。
また、実際に使ったことはありませんが専用アプリに「Find My Jabra」という機能があります。万が一落とした際、見つける手かがりになる・・かもしれません。地図も表示されます。
Jabra Sound+ では、ご使用の電話の位置情報を使用して Jabra デバイスが最後に検出された場所を記録します。Jabra デバイスをなくした場合、この情報を使用して、ご使用のスマートフォンのマップでデバイスを探すことができます。Jabra デバイスを起動して音を出して、探しやすくすることもできます。Find my Jabra 機能はデフォルトで無効にされています。
https://www.jabra.jp/supportpages/jabra-sound-plus-app/14501-13/faq/what-is-find-my-jabra
ちょっと残念なところ
対応コーデックが少ない(遅延が目立つ)
対応コーデックがSBC / AACのみとなっています。BluetoothのA2DPプロトコルに対応していればSBCは必ず対応しているので、実質AACのみです。ドコモの公式サイトによると、Xperia5IIIが対応しているコーデックは
- aptX
- aptX HD
- SBC
- AAC
- LDAC
の5種類です。欲を言えば、LDACやaptX HDに対応して欲しかったです。せめてaptX・・コーデックについてはこちらのサイトが参考になります。スマホとはAACで接続されています。Androidの場合、開発者向けオプションで確認できます。実際にペアリングして見てみると、こんな感じです。
AACで接続されている状態で動画を見ると、動きの激しいものは遅延が少し気になります。ライブ動画を見ると、なんだか口パクに見えるような感じでしょうか。動画を見たり、ゲームをメインの用途にする場合は、遅延が気になる人は向いていません。
ペアリングが勝手に解除されていることがある
スマホが悪いのか、イヤホンが悪いのか切り分けが出来ていませんが、ペアリングが勝手に解除されていることがあります。イヤホンを装着すると、通常「接続しています」と音声が再生されるのですが、「接続デバイスはありません」と言われることがありました(言語を日本語にしている場合です)。
4ヶ月使って2回ほどありました。再度ペアリングすること自体はそれほど大変ではないので、今くらいの頻度であればガマンできますが、理由がわからないのでちょっとモヤモヤします。
充電ケースが開けづらい
ケースを開ける際、ひっかかりが少なくて開けづらいです。歩きながらイヤホンを取り出そうとすると、落としそうになって不安です。
音質について(未評価)
音楽を聴くことをメインにしていないので、音質については深く考えていません。ですが、以前使用していたAnker Soundcore Life P2に比べると、耳にフィットしている分、音の広がりは感じます。
まとめ
要点まとめ
- Jabra Elite 7 Activeは通話品質に優れる完全独立ワイヤレスイヤホン
- 運動中の使用も安心
- 屋外のガヤガヤしている場所でも普通に通話が出来る
- マルチポイントに対応(2台)
- 片耳でも使用できる(両耳対応)
- 対応コーデックは SBC / AAC のみ
- 遅延が少し気になる
- ペアリングが勝手に解除されていることがある(スマホのせいかも・・?)
- 充電ケースはやや開けづらく、落としやすいかも
こういう人にお勧め
「ながら作業」際にお勧めです。
- 家事をしながらAmazonのAudibleやPrime Music等を聴く
- 家事をしながらYoutube、Youtube Music等を聴く
- ランニング/ウォーキングしながら音楽を聴く
- 買い物をしながら電話をする
など。利用シーンによってANCと外音取り込みを使い分けるのが良いです。ボタン一つで切り替えられます。
お勧めできない人
音質にこだわる場合はお勧めできません。コーデックもSBC / AACにしか対応していないため、ハイレゾ相当の音質を求める場合は Sony WF-1000XM4 がお勧めです。
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